バクテリアとか入れてみた
こんにちは。
今日はバクテリアについて。
水槽環境を良好に維持するにはバクテリアバランスがとても大切だと考えています。
濾過についてはもちろんのこと、バランスが偏った水槽には、有毒渦鞭毛藻などが台頭しやすく、大切な生体にとっていい影響は一つも出ないと考えています。
私が今まで使ったバクテリア剤は2つ。
最強濾過バクテリア B-4(海水用) - パピエ・シー
こんなの。小瓶に木屑みたいなものが入っていて、適量をパラパラ撒いて使用するタイプのバクテリア。
説明文には、
海水の透明度が上がり、アワ切れがシャープになります。
無脊椎の開き方が格段に向上します。
魚の排泄物や残餌が急速に分解処理されて、タンク内に残留しにくくなります。
コケが付きにくくなります。
と紹介されています。
私は以前のタンクでは、魚を多く飼育していなかったので、排泄物の急速分解はよくわかりませんでしたが、海水の透明度や無脊椎の開き方には目で見えていい変化があったと思います。
海水の匂いも磯っぽくなったと記憶しています。
ただ、元々が天然海水を使用していた水槽だったので、そこはなんとも?
粉状のバクテリア剤なんで、長期保存にも向いていますね。
バクテリア剤自体はなかなかに芳しい匂いがしていて、魚達が喜んで食べていました。
お次は
ガラスのアンプルに液体状のバクテリアが入っていて、先を折って水槽に投入します。
効果としては、、
硝化バクテリアの働きにより、添加後すぐに生物ろ過が開始されます。
反硝化バクテリアの働きにより、水中内の硝酸塩濃度を減少させます。
硝酸塩、リン酸塩を水中から取り除き、ひげ状のコケの拡がりを抑えます。
病原菌の増殖を抑え、病気に対するリスクを減少させます。
姉妹品のバイオトレース(淡水用)もしくはバイオプティム(海水用)を併用することで、水質浄化スピードを最大10倍まで高めることができます。
これも凄いですよね。
このバクテリア剤との出会いは、昔、アキュリさんというショップさんで、天然海水の不純物(プランクトン等の有機物)をろ過して調整したESW+KHという海水を定期的に購入していたことがありまして、その時に紹介していただいたバクテリア剤です。
特に水槽の立ち上げには凄く効果を発揮するって聞いていたので、水槽の新規立ち上げ以降はもちろん、その後も定期的に投入していました。
私の場合は、正直特に目立った効果はなかったのですが、逆にいえば各バクテリアの働きによって、大きな水質変化が無い事が実現されてたかもしれませんね。
こちらも休眠状態のバクテリアなので、B-4マリン同様にバクテリアが居着きやすい場所が必要だと思います。
ここまでが私の使用してきたバクテリア剤なのですが、今回は、新規立ち上げに伴い、新しいバクテリア剤を使用してみました。
それは、 HANNAさんのインスタントバイオ
実は、ハンナさんとは以前もサンゴなどのお取り引きしていたことがありまして、この方々のサンゴに対する知識、造詣の深さや、オリジナル機材の信用性、細かい所まで拘ったセンスが大好きで、サンゴ飼育について以前から色々とご相談させていただいておりました。
そんなハンナさんから発売されているバクテリア剤とは、一体どのような効果があるのか?
試したくなって購入してみました。
こちらが開封したものとなります。中身は導入リキッドとディスク、説明書の3つ。
ディスクが思ったより大きい。
Φ80mm×8mmだから、お煎餅くらい。
説明書には使用方法と、バクテリアの分かりやすいサイクルが載っています。
私は当初、リキッドの方がバクテリアで、ディスクに繁殖させるって思い込んでたけど、逆で、ディスクに休眠状態で入っているバクテリアに対して、リキッドを使って目覚めさせる仕組みのようです。
こんな仕組み、サイクルで働いてくれるみたいです。
説明書によると
硫化水素の分解も期待できるとは・・!
ということは、このディスクを砂中に埋没することで、謙気バクテリアによる脱窒&硫化水素の分解が可能ということなのでしょうか。
DSBシステムや、それに準じるシステムの方々にとっては朗報なのかもしれません。
あ、でも砂中に埋没するなら好気性バクテリアによる硝化作用は期待できなくなるから、適材適所な選択が必要そうですね。
砂中に埋没しない場合は、ディスクの表面では好気性バクテリアでの硝化、ディスクの内部では嫌気性バクテリアによる脱窒作用が期待できることから、まさにライブロック同等か、それ以上の働きがあるんじゃなかろうか?なんて考えています。
詳しくは ハンナさんに聞いてみてください。
さて、というわけで、さっそくインスタントバイオを投入してみます。今回は、for200ml×1p(総水量200L分)を買ってみました。
説明書のFAQにもあるんだけど、総水量に対して規定量より多くても問題無いみたいです。
ディスクに導入リキッド8mgを使用します。
説明書とは別に、タイプ別の使用方法の紙がもう一枚追加で添付されていました。
上記の説明書に沿ってリキッドの添加を開始してみます。
ディスクに刻印されてる⚫←inject 部分にリキッドを添加していく。
リキッド自体はほぼ無臭。
ディスクは珪藻土マットみたいに軽くて、どんどんリキッドを吸収していく。ちょっと面白い。
リキッド添加後です。
で、サンプ中央にどぼん。
この日はバクテリアが無事に目覚めることを期待して終了。
ライブサンドとインスタントバイオを投入した翌日の様子。
とりあえず、飼育水がめっちゃ透明。
さすがにこんなに早くバクテリアがお仕事するとは考えてないけど、水槽立ち上げ後、こんなに早く白濁りが収まるなんて初めての経験でした。
順調に立ち上がり始めてるのかな~って思っています。
インスタントバイオの導入した感じについて。
今まで使用したバクテリア剤に比べて、リキッド添加~水槽内に導入と、一手間が必要。
でも、このインスタントバイオは、その後の効果が6~12ヶ月も持続する。
その間は、たまに表面をブラッシングするのみだそうです。
それと、他の添加材と干渉しないのはいいですね!
こまめに水質調整する方々には物足りないかもしれませんが、忙しい方や、ズボラな私にはとっても合ってる気がしました。
費用対効果はとても高いと思います。
今まで使ってきたバクテリア剤に限っては、定期的な添加が必要だし、コストも結構かかります。
いいものなんだろうけど、、
以上がインスタントバイオの感想です。
まあ、まだ導入して日が浅いので、これから目に見えるような変化が出たら改めて記事にしたいと思います。
で、ここからはただの私の思い込みで書きますね。
どのバクテリア剤にも言えることなのですが、これらのバクテリア剤の効果とは、数値化するのは難しく、効果のほどは変な藻類が収まったとか、よほどの事がない限りは結構勘なんじゃないかな?と思っています。
ちなみに私は勘でございます。
水質で判断しようにも、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩、リン酸塩等はホビー用の試薬で色別判断する検査が多く、とっても大まかな現状把握しかできないし、それなりにバラつきも大きいとも感じています。(なかにはデジタル化できる測定器もあるみたいですね。)
水質の指標とは、とても多岐にわたるものですから、どのバクテリアがどう働いたなんてわからないのが現実なのかなぁ・・って
なので、このバクテリア剤はこっちのバクテリア剤より優れているよ!なんてことは言えませんし、日々の飼育スタイルに合わせた物を使うべきですよね。
今日はだらだら書いちゃいました。
では。