ウミブドウの栽培に失敗する
こんにちは。
前々回の記事でウミブドウの導入について書いたのですが、その後、失敗してしまいました。
そもそもリフジウムとしての使い方に問題があり、失敗も当然というか、、
反省の意味も込め、備忘録として残します。
さて、
2021/2/6 導入
フサフサかつ、綺麗な見た目
2021/2/7
色が薄~いぶどうが千切れ飛んで、少なくなってきた。千切れたランナーは回復してる。
2021/2/9
数日前からVital Wave Plantに変更。
色が濃くなってきたような?撮り方?
2021/2/10
ランナーから根っこがチョロチョロ出てきて、活着場所を求めて彷徨う。
2021/2/11
ランナー、根っこが順調に伸びる。同時に珪藻が砂地に生えはじめたので、小さめのマガキガイを投入。
が、これがあまり良くない方向に繋がっていく・・
2020/2/13
マガキガイ投入の際に、うっすら予感してたのですが、的中。
茶コケはなくなったのですが、マガキガイの習性で、寝る為に砂中に潜ったり、海藻が目の前にあってもお構いなしに進むので、ウミブドウが活着しようとしてもランナーが千切れてしまい、千切れた部分はどんどんフロー管に流されていきます。。
しかし、そんな中でもある株はランナーを伸ばし続け、新しいブドウ枝が出現し出しました。
2021/2/17
突如、ウミブドウ自体に珪藻がこびりつき、とても汚い感じに。
こびりついた珪藻から光合成により生産された酸素が気泡となって漂っています。
新しく出てきたブドウ枝には影響ないのですが、少し時間が経つと表面が茶色になるみたいです。
これがまた見ていて汚い。
もはや最初の透明感は失われてしまいました。
2020/2/18
なんと全体の2/3がいきなり消失。
サンプのウールBOXを見ても・・無い。
え?え?溶けた?
全くもって意味不明。
残ったウミブドウも、な~んか白っぽくなってるような?
ランナーをよく観察すると、無くなっている所は透明になっていて、なんだか嫌な予感がします。
海藻は突如溶けるとは聞いた事がありますが、、飼育水の色や匂いを嗅いでも特に変わった感じもなく、普段と変わらず。
しかし、跡形もない事から、やはり溶けたのでしょう。。
取り敢えず、ここで約半分の水量にあたる40Lの換水を実施しました。
と、いうわけで、導入から僅か11日で壊滅状態となりました。
このようになってしまった状況も全くわからず。
ウミブドウの表面を珪藻が覆ったのがきっかけか・・?
マガキガイにほじくり返されるストレスなのか。。
覚えがありすぎて特定できません。
そして、これは妄想なのですが、
そもそも、珪藻が海ぶどうに生える事自体が異常。
こういった現象は、おそらく自然界ではなかなか起きないのでは?と思います。
例えこの現象が起きたとしても、ヨコエビ等のプランクトン的な何かがウミブドウの表面をメンテナンスし、適度な水流が表面を流れる事によって初めて綺麗に維持できるように思います。。
この狭いBOXではOFするときのゆる〜い水流しか起きないので、何かを飼育するにはもう一工夫必要なのだと感じました。
珪藻の発生は、これらの環境を何一つ再現できなかったことでウミブドウよりも優勢になったのだと思います。
今回の水槽立ち上げではバクテリアの温床を確保する事に注力していましたが、前のベルリン式の水槽立ち上げと違い、ライブロックは使わない立ち上げだったので、その辺りの生物相は皆無でした。
今回、ウミブドウ飼育の失敗を通じて色々と考えさせられる事になりました。
残念な結果を招いてしまいましたが、もう一度リフジウムスペース全体を見直して再挑戦したいと思います。
もちろん、水質も含めて。
戒めとしてもう一度画像を残しておきたいと思います。
Before
After
では。