照明の調整で失敗した話し
こんにちは。
私はSPECTRA-SP200というシステムLED照明を使ってサンゴ達を飼育しています。
ブルーが濃い夜間はサンゴの蛍光色が特に励起されるのでお気に入りの時間だったりします。
出力設定などはスマートフォンのアプリで操作しているのですが、、調子に乗って色々と構いすぎたためサンゴにダメージを与えてしまったようです。
まずはこちら。
中央のハナヤサイサンゴ。
こちらを見事に白化させてしまいました。とある設定にして1週間留守にして帰宅したところほぼ白化。こんな状態でもなんとかポリプを伸ばして生きてくれています。
変化はハナヤサイサンゴだけではなく、近くにいるエダミドリイシにも起きていました。なんだか妙に黄色っぽくなってきたというか、薄くなったというか?まるで初めて導入した時のような色合いになっていました。
上から見てもなんだか不穏な感じ。元々は濃いグリーンなのですが。
これはかなりイヤ〜な予感がします。この枝系ミドリイシは光量や水質に対してキャパが広く、この状況に耐える事ができているようなのですが、ハナヤサイサンゴの状況から全体的に強行障害が起こっていると判断しました。
そこで対策として光量を調整してみる事に。
SPECTRA-SP200は出力を1〜3W Driveの範囲で調整する事ができます。ちなみに消費電力は1W Drive で70W、2W Drive で140W、3W Drive で200Wとなっています。
当時は2W Drive 設定でしたが、最小の1W Drive に落としました。
数週間経過後・・・ちょっと戻ってきた?でもハナヤサイサンゴには大きな変化はありません。むしろもっと白くなった気すらします。
そこで今度は調光設定を見直してみる事にしました。
当時の最大出力がこちら。
これを下のように変更。変更前は400nmの出力が他の素子同様の出力だったのですが、最大値を5%下げ、UV(405-410nm)〜Violet(430-435nm)も引き下げてみました。
変更後約3週間した状態がこちら。枝系ミドリイシはだいぶん色が濃くなってきたような気がします。短波長の当て過ぎが原因だったのでしょうか?
ブルー照明下ではギラギラグリーンです。上から見ても濃いグリーン。
レイアウト位置が変わっていますが、ハナヤサイサンゴ。こちらは全く変化ありません。強いて言うならば影の部分はポリプが茶色になってるような。。相変わらず白化しつつもポリプ全開といった感じ。
結果として枝系ミドリイシに関しては照明の出力が問題だったように思います。
ハナヤサイサンゴも同様だとは思うのですが、未だベストの状態には持ってこれていません。
この状況が続くならまた条件を変更してみたいと考えています。
不思議なのはオーストラリア🇦🇺産のサンゴに関しては全く強光障害の兆候がないのです。トゲサンゴ
ミドリイシ(ストロベリーショートケーキ?)水面ギリギリの位置で飼育していて、UVモリモリの状態ではかなりギラギラです。
産地によって光量の許容値が違うのでしょうか?
未だにわからない事だらけです。
全てが上手く飼育できればいいのですが・・
とにかくこの照明条件を維持して観察してみたいと思います。
では