サンゴを追加してみた
こんにちは。
サンゴ追加しました。
我が水槽で初のLPSとなります。
それがこちら。キクメイシモドキ Oulastrea crispata (Lamarck, 1816)です。
ゼブラコーラルとも呼ばれ、白い隔壁とグレーがかった共肉のコントラストが名前の所以のようです。
遠巻きに見ると縞々模様に見えます。こちらはキクメイシモドキと思われる骨格なのですが、やはりミドリイシやキクメイシ類の白い骨格と比較すると黒ずんで見えます。
このサンゴはとても丈夫な部類に入るようで、泥が堆積するような場所や浅瀬に生息する事が多く、また造礁性サンゴの中では最も北に分布する種として知られています。
こちらは6〜7年前に実際に生息しているのを撮影した画像ですが、注意して見てもこれがサンゴだとはなかなか気付かないのでは?
離れてみたら確実に見落とす自信があります。
太陽光下ではとても地味ですね。。
導入した翌日。ポリプが開いてきました。
クリアグリーンの触手が目を引きます。
更に1週間が経過。プレート状の骨格なのですが、ポリプが広がって半球状になっています。
拡大してみました。ポリプが導入翌日よりも3倍くらい大きくなり、触手もイソギンチャクを彷彿とさせる模様が現れています。キクメイシ類は捕食するときに触手を伸ばすイメージでしたが、、キクメイシモドキは常時触手を伸ばしているようです。
色についてですが、SPECTRA-SP200に搭載されている各素子を照射して励起反応が起きるのか実験してみました。
UV(405-410nm)励起反応はありません。
Violet (430-435nm)
こちらも励起反応なし。
Deep Blue(450-455nm)
ポリプに僅かに反応が?・・しかしほぼ反応がないと言ってもいいでしょう。
Blue(470-475nm)励起反応が確認できました。
Cyan(495-500nm)
励起反応は起きません。
結果
このキクメイシモドキはBlue(470-475nm)で蛍光励起するようです。
色素タンパクではなく、蛍光タンパクをしっかり持っているということですね。
生息環境が比較的濁った場所である事を考えると少しでも光を吸収するためにGFPを励起させるほうが効率がいいのでしょうか。
ブルーメインの照明構成にするとギラギラに色揚がりすることが可能なのかもしれません。
今後が楽しみなサンゴです。
以上キクメイシモドキを追加したお話しでした。今後も楽しんで飼育したいと思います。
では