カルキ抜きの問題
こんにちは。
これは約1年前のことなのですが、水質について非常に興味深い発見がありましたので記録に残しておこうと思います。
私の換水サイクルですが、2週に1回20Lの換水を実施しています。
人工海水はインスタントオーシャンがメインで、たまに天然海水を利用してます。
水質に関しては露骨に調子を崩している生体もいない事から特に水質測定をしていませんでした。
しかし、この水槽はウールマットを使った物理的な濾過のみ。
スキマーも無いので何かしらの栄養塩は検出されるはず。
ということで、現状把握の為に硝酸塩と亜硝酸塩を測定してみました。
アンモニアに関しては、貝や魚達が元気に活動しているので流石に検出される事はないだろうという事で、割愛。
水槽の亜硝酸塩の結果は・・0ppm。
続いて硝酸塩は・・これも0ppmという結果に。
昔なら喜んでいたのですが、今は少し硝酸塩があるくらいがいいという考え方もあるみたいなので、微妙?
ちなみにインスタントオーシャンで海水を作って1日置いた海水の硝酸塩は・・
0・・ではないけど、限りなく0っぽい感じ?
試験瓶を横から見てみるとちょっとだけ色が付いてる。
こちらは本水槽のやつ
無色に見えまする。
取り敢えずはそんなに悪くない数値で安心。
生体が少ないのでなんとも言えない所ですが。
ある程度の濾過が機能しつつ、かつ破綻もしていないと判断しました。
・・・ここまでは。
この試薬、海水・淡水用ということで、ふと自分の家の水道水ってどうなのか?と思い、測定してみました。
水道水の亜硝酸塩は0ppmに見えます。
続いて硝酸塩は・・・
・・・あれ?2ppmくらいあるみたい。
なんで?この水で海水作ってるのに?
インスタントオーシャンを入れることで硝酸塩って減るのでしょうか?
取り敢えず、この水道水でインスタントオーシャンを溶いて海水を作ってみました。・・2ppm程度は出ていますね。
と、いうことは、アレが原因っぽい。
それというのは
これ。
カルキ抜き。
水道水にこのカルキ抜きを添加したものを測定してみました。結果は・・・
0ppmに見えます。
という事は0ppmに見えるのはこのカルキ抜きが原因だと思います。
で、
この現象をどう捉えるかなのですが、
・硝酸塩が中和された?
・硝酸塩がマスキングされた?
・このカルキ抜きとRed Seaの試薬が相性が良くない?
等々色々と考えられる訳で。
さすがに中和ってのは無理がありそうですね。
マスキングされたとしたら、水中でどんな状態で安定してるんだろ?
カルキ抜きと試薬の相性が良くないって事があるのでしょうか?
もしそうだとしたら、まだこのカルキ抜きしか試していないので、ひょっとしたら他のカルキ抜きではまた違う結果が出るかも?
このカルキ抜きを入れてても現状は特に調子を崩す事もないのですが、硝酸塩の測定は信頼できない事になりそうですね。。
結局のところ、
RO/DI浄水器を導入した方が話しは早そうです。