給餌風景
こんにちは。
生き物を飼育している以上、給餌は避けて通れません。
給餌は餌にもよりますが、水槽という閉鎖環境ではある程度は水が汚れてしまいます。
特にサンゴ水槽では残餌が出るとリン酸塩という栄養塩が発生してしまいます。
その結果サンゴがカルシウムを吸収できない状態となり、成長不良はもちろんのこと、最終的にはダメにしてしまうリスクがあります。
しかし、リン酸塩は比較的にどこにでも存在していて、地域差はあるものの、水道水にもある程度含まれているので、サンゴ水槽には純水の使用が推奨されています。
これは我が家の水道水に含まれているリン酸塩です。
0.2ppm程度は含まれているような感じですね。
特にミドリイシを飼育するのであれば、リン酸塩の値は限りなく0ppmを目指していかねばなりません。
そのためにはプロテインスキマーを使用してタンパク質が分解される前に回収し、
RO/DI(純水)を使用して海水を作ることでリン酸塩をはじめとした硝酸塩、ケイ酸塩などの栄養塩をそもそも入れない等の対策が必要かと思います。リン酸塩やケイ酸塩は珪藻などの発生原因にもなっていますので、やはり0ppmが理想的ではないのかな?と思います。
しかし、これらは揃えると相応のコストがかかってくる機材でもありますので、我が家では海藻フィルターを使って栄養塩が過剰に溜まらないようにしています。
少し話が逸れましたが、リン酸塩の増加を少しでも抑えるために給餌のロスを減らす努力をしています。
餌はナチュラルエコーというものを使っていて、粒が小さいのが魅力的な餌です。欠点は容器が貧弱なこと。
毎日使っていると蓋が破損しやすいので、100均の容器に移し替えました。
ほぼ毎日この餌とガラス製のスポイトで給餌しています。
その成果がこちら。
餌付け成功しました。
数ヶ月前の画像ですが、スカンクシュリンプが器用に手足を使って食べています。
たまに出るおこぼれをカクレクマノミが逃さずに食べる事で、残餌を最小限に抑える事ができました。
たまに数粒くらいは残餌が流出しますが、そこはヤドカリ達が綺麗に掃除してくれますので助かっています。
小型水槽でミドリイシ類を飼育するのは色々と気を付ける事が多いのですが、趣味としてハードルが高い方がモチベーションが上がったりするので、いいような悪いような。。
少しでも綺麗に維持できるように日々頑張っていこうと思います。
では