リフジウムを見直してみた
こんにちは。
でウミブドウを瞬殺してしまった私ですが、その後も迷走は続きます。
ウミブドウの代わりに海でアマモ拾ってきたり、
なんとな〜くフラグサンゴを投入してみたり。。
結局アマモは砂地に活着する事なくフロー管に落ちまくり、その度に植え直ししつつ、・・約1ヶ月は保ってくれましたが、増えてアマモ場になる事もなく、結局ダメにしてしまいました。。
アマモって少しの水流でもスルッと簡単に抜けていくのにはビックリしました。
砂の目が粗かった?
今思えば、リングろ材に糸で巻きつけてから砂中に埋め込んだらよかったのかも?
サンゴのフラグは本水槽に移動しました。
最初の方に記事にしていたハナヤサイサンゴです。
今はこんな感じでヒョローっと伸びてきました。色は微妙です。
そして遂にこのスペースには誰もいなくなりました。
このままでは何の意味もないデッドスペースになり続ける予感がしたので、心機一転、スペースの見直しを行う事にしました。
まず、
スリットからフロー管にかけて緩い水流が発生しています。
リフジウムBOXが狭いことから、水流ポンプなどを使用するスペースも無いため、スリット〜フロー管までの水流を上手く使ってやる必要があると考えます。
リフジウムBOX内部の水流を良く観察すると、上下で流れが大きく異なり、中央部付近では水流がグルグルと滞留し、ゴミが沈殿する事が判明しました。
そこで、リフジウムBOXに敷いていた砂を全部抜き、100均で買った樹脂製の小物入れ?を入れて検証してみます。小物入れの底には少しでも通水性を確保するためにドリルで穴を数カ所空けました。
リフジウムBOXに入れてみると、いい感じに浮いています。
数時間後、改めて底を見てみるともう沈殿物が。。
予想以上に短時間で溜まったのには驚きました。
今まではこのようなゴミが毎日のように溜まり続けていても、白い砂で目立ちにくい状態となり、スルーしてきたという事がわかりました。
このスペースはサンプ同様に、沈殿槽の役割が強く、砂の投入は全くもって意味をなさないという結果が出ました。
一方で小物入れの方は水の通りがよく、緩いとはいえ、フロー管を通る水流を上手に利用できていそうな感じがします。
この小物入れに通販で購入したウミブドウを投入していきます。
さて、どうなるのか。。
ちなみに、この実験を機に全換水を実施し、サンプも洗浄。
本水槽の底砂もプロホースで可能な限りにゴミ取りし、フルリセット状態にしました。
飼育水はいつも通りインスタントオーシャン+浄水器を通した水道水で作って投入。
やはりSPSを飼育したい者としては、RO水を使いたいのですが、予算も取り付け場所もないので当面は我慢してもらいます。
水質に関しては、目立つ所といえば硝酸塩とリン酸塩でしょうか。
作りたての海水で、それぞれの数値を試薬で見てみます。比色式なので大まかなものですが。
硝酸塩(NO3)2ppm程度でしょうか。
リン酸塩(PO4)0.2ppmくらい?
水道水としては思ったよりも低いような気もします。
季節も関係しているかもしれません。
これらを基礎データとして、約1〜2週間後に再測定してみました。
硝酸塩(NO3)
リン酸塩(PO4)
両者共に0ppmに見えます。
上手くリフジウムとしての機能を発揮しているのでは・・と信じたい結果が出てくれました。
この間、毎日エビ、魚に給餌してもいます。
おそらくデジタルの測定機で測定すると0ppmにはならないでしょうが、SPSを飼育するには充分な水質ではないでしょうか。
ウミブドウの入ったカゴからは、隙間から徐々にランナーが出てきていて、中身も増えているように見えます。
導入事
導入後1〜2週間後
狙い通りフロー管に流れる水流がある程度カゴを通過する為、珪藻などによる汚れ?も前回よりは抑えられていて、今回はちゃんと飼育できそうです。
この方法を試し始めたのが2021/7/20からで、実はすでに2ヶ月が経ちました。
今の所はかなり順調で、溶ける兆候もなく、維持しています。
リフジウムBOXの底にはデトリタスかゴミが溜まる度に換水時に吸い出しています。
換水時に一手間増えてしまいますが、以前よりも清潔に保つ事ができて見た目も良いので気に入っています。
デメリットとしては、、
カゴ自体が小さいので、この間で4、5回はトリミングしています。
もう少し様子見した後、大きいカゴを設計して移してもいいのかな?とも考えています。
足掻けば道が見えてくる。
このリフジウムBOXが企画倒れにならなくてよかったです。
では