水槽の住人達 ③
こんにちは。
今回はエビとはまた少し違う甲殻類のご紹介です。
その名はエメラルドグリーンクラブと呼ばれています。どう見てもエメラルドグリーンではありません。
どちらかというと、オリーブ色で地味〜な色をしています。
あと脚が毛深いのが印象的なカニです。
このような見た目なので、どういう角度で撮影しても邪悪な感じにしか撮影できません。
2021年8月26日に我が家にやってきました。
理由は藻類の退治です。
このエメラルドグリーンクラブは、藻(草)食性が強く、岩や砂地に生えた藻類をどんどん食べてくれる非常に有能なカニなのです。
いっとき正体不明の藻類が猛威を奮っていた時期に、隣市の熱帯魚屋さんで発見して連れ帰りました。
出身地がカリブという事で、お値段はちょっと高めのカニです。
導入した結果は・・・
たしかに除藻能力は高いです。
岩やサンゴの間に生えた正体不明の藻類などは数日で消えてしまいました。
ネットなどで調べると、一部食べない藻類もあるようですが、大概の藻類は駆逐できると思います。
このようなハサミで常に岩壁や砂地をツマツマしてるのを観察する事ができるので、藻類が生える前の予防にも繋がっているのだと考えています。
ハサミの先の形状はペンチ状に平たく、藻類をむしり取るのに最適化されています。
ただこのカニ、導入するにあたってそれなりに短所もありまして、とにかく食べ物に対しての執着が凄いです。
藻類以外でも人工餌糧でも何でも積極的に食べに来ます。
本来ならばそこは長所でもあるのですが、、
給餌の際にはエビだろうがカクレクマノミだろうが、ハサミを振り回して容赦なく追払い、自分が食べて満足するまで近づく事ができません。
こんな感じで威嚇行動しまくってます。
個体差もあるかもしれませんが、気性は荒いと思います。
実は魚とかも襲うんじゃないか?と思わせられる一面がありますが、基本的には夜行性で温厚な種類らしいです。
うちでは間反対なのですが。。
最近脱皮しました。
もうそのまんまの形で砂地に脱ぎ捨てられていて、一瞬死んだのかと思ったくらい形を保っています。
裏側です。どうやって脱皮したのやら。割れや切れ目が無いので不思議です。
ご尊顔これが脱皮殻だとは・・化石みたいですね。
脱皮後は一回り以上大きくなったようで、ますます暴君ぶりに拍車がかかったようにも思います。
とりあえず今のところは威嚇行為のみで魚を襲ったりと決定的な問題を起こしていないので、放置していますが。。
自己主張もほどほどに、藻類退治に勤しんでもらいたいものです。
では