ミドリイシを失う
こんにちは。
今回はダメにしてしまったミドリイシのお話しです。。
このミドリイシは少し前から特に調子が良くなく、下側からじわじわと壊死していました。
前回の底砂変更でかなりの負担をかけてしまったのか、遂にダメにしてしまいました。
高水温事故を生き残った群体だっただけに非常に残念でなりません。
今現在の我が家の設備では回復させることができませんでした。
元々はパープルのミドリイシだったのですが、もはや見る影も無く。
自分のスキルの無さが悔やまれます。
今の私の環境では維持できそうにないので、今後導入することはないと思われます。
今後はこのような記事が無いようにしていきたい所です。
では
砂を交換する
こんにちは。
最近・・というか、これは水槽の立ち上げ時からなんとなく予感はしていましたが、最近顕著に思う事があります。
それは底砂。
ちょっと目が粗いタイプのアラゴナイトサンドを使用していました。
昔はシュガーサイズといって、パウダー状の砂を使っていたのですが、熱帯魚屋さんに「今は粗めの薄敷きが普通だよ」とアドバイスをもらい、こちらを選択して水槽の立ち上げをしました。
最初は純白の底砂に見えたのですが、、
今となってはこんな状態に。。大きめの砂粒に微生物が住み着いたせいなのか、グレーから黒っぽい薄汚れた感じに仕上がりました。
これでも換水の度にプロホースを使って底砂掃除してたのですが、無駄な抵抗だったようです。。
逆に考えると微生物が住み着いているので水槽がしっかりと立ち上がっているという証なのですが、なんせ見た目が毒々しいので気になってしょうがありません。
白照明下では特に小汚さが際立ちます。
しかも今は色素タンパク強化期間という事もあり、SPECTRA SP200を水深4〜5m設定にしているのですが、結構白めなんですよね。
肉眼で見ればわりと自然光に近い感じです。
ということで、思い切ってシュガーサイズの底砂に変更してみる事にしました。
さっそくネットで注文します。
2日後にはもう手元に届きました。
開封。ばくとサンドという商品です。
この商品を選んだ理由は非常に単純で、量が細かく選べるからです。
他のメーカーの砂だと水槽が小さいので余ってしまう事があるので、、
特にライブサンドじゃないとダメな理由も無いのですが、乾燥砂だとシュガーサイズは洗うのが大変そうなので、洗わずにそのまま敷けるタイプを選びました。
そこからはバタバタで画像は無いのですが、とりあえず作業終了。
底砂変更前
底砂変更後
作業終了時間が遅すぎてまたしても青被りしちゃいました。。
やっぱりシュガーサイズはいい感じ。
砂浜って感じで落ち着きます。
ただ、このサイズの砂はデメリットもそれなりにありまして、目が細かいので薄敷きでも嫌気層ができやすく、硫化水素の発生が懸念されることや、底砂掃除の際には相当気を付けないと簡単に砂を吸い取ってしまうことがあります。
それでも白い砂浜は見ていて気持ちがいいものです。
この綺麗さはいつまで保つのやら?
では。
2021/10/27 追記
砂の表層は綺麗でしたが内部は黒い所が増え、海水の匂いが非常に悪くなった事から100%換水を複数回実施するも、ついには生体達が調子を崩したので、残念ながら今回導入した砂が原因と見切りをつけてドライタイプのアラゴナイトサンドに戻す結果となりました。今は元のサイズよりも若干粗めかな?といった感じです。
原因は完全に推測ですが、水流不足で澱み箇所が多くなったからではないかと考えています。
設備がそれなりに整った水槽ならば優れた効果が見込める商品なのかな?とは思いますが、我が家の水槽環境にはマッチできなかったので、残念無念でございました。
現在は生体達も完全回復しまして、元気いっぱいです。
トゲサンゴ
こんにちは。
今日はトゲサンゴについて記録します。
トゲサンゴとは、イシサンゴ目ハナヤサイサンゴ科に属するサンゴで、その名の通りトゲトゲしているのが特徴的なサンゴです。右のピンク色のサンゴがトゲサンゴです。
ハナヤサイサンゴ科に属するサンゴは色彩も多彩で茶色やピンク、赤に黄色に緑、時たま紫色なんてものもあるらしいです。
その中でも特に多いのが赤〜ピンクだと思われます。
ネットやブログで調べてみても、目を見張るようなピンク色を目にする事ができます。
しかし
群体によって持っている色の「素質」というものがあるので、茶色〜ピンクの中間色みたいなものも当たり前のように存在しています。
我が家で育成中のハナヤサイサンゴはその代表格みたいな色なんですよね。。
光の加減によってはベージュに見えます。
もう5カ月は経つのですが。。
もう少し照明の波長を工夫すると化けるのか?
色揚がりしたハナヤサイサンゴといえば、何年か前に高知県の磯で見たこれです。自然光を浴び、真っ赤に近い色で感動しました。
ハナヤサイサンゴ科のサンゴ達は、蛍光タンパクを持つミドリイシ達と違い、フィコエリトリンに似た色素を有しているそうです。
これを色素タンパクといい、吸収のピークが560〜600nmでよく発色するようです。
白〜橙色といった照明と相性が良さそうですね。
生息域も超浅場という事なのでしょう。
蛍光タンパクの場合は400〜450nmの波長を当てないと発光しないので、自然光下ではくすんで見えてしまいます。
波長次第で随分と表情が変わりますね。
画像が青被りするのが難点ですが、雰囲気は伝わると思います。
個人的には自然光に近い照明下で見るサンゴが好きなので、色素タンパクで発色するトゲサンゴやハナヤサイサンゴが気になります。
全く色揚げできてないのですが。。💧
好きなものはしょうがない!
そこで今回数年ぶりに手を出してしまいました。
いつものヤフオクで素質がありそうなオーストラリア産のトゲサンゴを落札し、ご到着。落札したのは一つでしたが、出品者様のご厚意で2つも入っていました。
感謝です!
早速取り出して眺めてみます。所々に綺麗なピンクの片鱗が確認できます。
これはいい感じかも。
この日は別件でドタバタしていたので、いつものように終日リフジウムで養生させておきました。
特に効果があるわけではありませんが、もはや受け入れの儀式のようになっております。
翌日レイアウトを結構。
岩の頂上の特等席に接着してみました。枝ぶりが素敵です。
先端部分はいい感じのピンクが出ていますので、この色が全体に広がるようになれば最高です。
取り敢えず1カ月無事に飼育できる事が目標です。
では
アオサンゴ
こんにちは。
アオサンゴについて書きたいと思います。
前にも少し書いたのですが、私にとってこのアオサンゴはとても縁が深いサンゴです。
アオサンゴは、刺胞動物門アオサンゴ科に属するサンゴで、1科1属1種の唯一のサンゴとなります。日本サンゴ礁学会HPより
故に他の造礁性サンゴよりも絶滅のリスクが高く、レッドデータリストの絶滅危惧II類に掲載されているようです。
おそらく今後も正規の商業ルートでは手に入れる事ができないサンゴの一つであるかと思われます。。
さて、なぜそのサンゴが以前から我が家で飼育されているかというと、元々の出会いはライブロックと呼ばれるサンゴが死んだ後に残された骨格でした。
造礁性のサンゴが死ぬと石灰質の骨格だけになります。
その骨格に微生物等の海洋生物が住み着き、最終的に自然の濾過サイクルを形成する岩となり、そこにサンゴを含めた新たな生命が芽吹いていく基盤となるのです。
一昔前は水槽に微生物を手早く取り入れる為に水槽立ち上げの必須アイテムとなっていました。
そのライブロックに極小のアオサンゴの欠片が付いていたようです。
しかも環境が合ったのか、どんどん成長していきました。
これは10年以上前の45cmキューブ水槽の画像です。
中央の岩みたいなものがアオサンゴです。
ライブロックを全て飲み込み、大きな群体になってしまいました。
手前に並べてあるサンゴ達は元々アオサンゴが飲み込んだライブロックにレイアウトしていましたが、放置しておくと飲み込まれるので別に土台を取り付けて避難させていました。
後にこの事が原因で水槽を60cmキューブにサイズアップを決心することになるのですが。。
そして時は過ぎ、このようになってしまいました。この頃はアオサンゴの上にエダコモンサンゴとトゲサンゴを乗せて飼育していました。今も昔も上から見る水景が好きです。
しかし最終的には・・・
トゲサンゴは飲み込まれ、エダコモンサンゴも下から覆われていってしまいました。
この頃はカルシウムリアクターを装備していた事もあり、成長の勢いが非常に早かったと記憶しています。
ちなみに当時の巨大アオサンゴの裏側です。
なんとも言えない迫力でした。鍾乳石のようです。
この後、水槽を畳んだり、紆余曲折ありましたが、2021年2月14日、同じDNAを持ったアオサンゴが帰ってきました。
上から見ていきます。
2021年3月31日
2021年5月23日
2021年9月29日
昔みたいな急成長は見られませんが、ジワジワと大きくなっているようです。
やはりカルシウムリアクターの効果は絶大だったのか?
アオサンゴのポリプも魅力的です。
純白の羽のような姿をしています。
しかし、毎日見れるかといえば実はそうでもなく、1ヶ月くらいは頑なに出ない時も普通にあります。ポリプが出るのも出ないのも、まさに気分次第といった感じで、未だにポリプが出てくるトリガーが不明です。
ポリプ出てないとただの茶色い岩なんですよね。
なんとも不思議なサンゴです。
今となっては貴重なサンゴですので、大切に育てていきたいと思います。
では
水槽の住人達 ④
こんにちは。
今回の水槽の住人ですが、また甲殻類です。
名前はホンヤドカリで、日本近海に住んでいるポピュラーなヤドカリになります。
このヤドカリの出会いは2021年3月の事でした。
ウミブドウを栽培したときの事。
ウミブドウの直径2ミリの粒の上にモゾモゾ動くものを発見。
プラケースで掬い上げてみたところ、極小のヤドカリと出会いました。ライブサンドの中に混じっていたであろう、これまた極小の貝殻を自分で見つけて被っています。
こんなに小さいうちから・・すでにヤドカリの体をなしていることに驚きました。
とはいえなにぶん小さいのと、カニ等の大きな甲殻類が幅をきかせているこの水槽ではそのうち自然淘汰されて消えてしまう運命。。
そんな思いを抱きながら上の画像を撮影し、二度と会うことは無いと思い、本水槽に放流。
予想通り見えなくなって数週間が過ぎました。
が、
ある日、換水等のメンテナンスをしたついでにサンゴ達を観察していると、アオサンゴの上に例のヤドカリがいるのを発見。
どうにかこうにか生きてたようです。
どこで拾ってきたのか、貝殻が大きくなっていて、体も一回り大きくなっていました。
その後もちょこちょこ見かけるようになり、何を食べているのかは不明ですが、見かけるたびに大きくなっています。2011年5月10日
ヤドカリらしくなってきました。
ここまできたら成長を最後まで見届けてやろうと思います。
問題なのは、ヤドカリの貝殻が無いという事でした。
そこで、地元の海まで行き、タマヒキガイと思われる小型の貝殻を採取して与えてみました。
大きさは約5ミリ程度でしょうか。
後日しっかりと入っているのが確認できました。
今までの貝殻はやはり窮屈だったようです。
それ以来、隙を見ては少し大きめの貝殻を探して投入していました。順調に貝殻を入れ替えして大きくなっていきます。
もうここまで成長すると立派なヤドカリですね。
かわいいもんです。
それでも成長はしていくわけで・・・ひと月前に少し大きめの貝殻を投入してみました。
そして先日のこと
しっかりと与えた貝殻に入って移動しているのを見かけたので、写真を撮影しました。
・・・
・・厳ついお姿になっていらっしゃる。
もはやあの頃の愛らしい感じは微塵も残っておりません。
大人になったのですね。
未だに何食べてるのかは不明ですが。
これからも長生きしてほしいです。
では
枝系ミドリイシ
こんにちは。
枝系ミドリイシの記録を残しておきます。
このサンゴを購入したのは2021年8月8日。
ヤフオクで購入しました。
こちらが販売画像になります。枝系ミドリイシの黄緑としてご出品されていました。
ゴツゴツした枝ぶりが気に入ってしまい、無事落札して我が家におむかえすることができました。
INSTANT BIO DISKを土台にし、ゼリー状接着剤で固定してあります。
置き場所は水槽の真後ろ側に位置しており、自然光では薄いベージュといった色合いに見えるので更に目立ちにくく、地味です。
ですが、
照明が当たると蛍光励起し、全く違う姿を見せてくれます。
全体的にシアン(CFP)の蛍光励起をまとっているように見える事から、透明感のあるグリーンといった感じです。
上から見ても目を引くような色をしています。
ポリプの出方はかなり控えめな感じで、目を凝らさないとわかりにくい感じ。
水槽横から見るとあからさまに「置いた」状態。今後はもう少し成長させて枝を茂らせられるといいなと思っています。
根本の部分の拡大。
共肉が接着部分を覆っています。
先端は水色なのですが、照明の青被りで表現しにくい。。撮影技術も向上させたいところです。
枝のゴツゴツ感はとても気に入っています。
当面の目標は年単位での維持を目指したいと思っています。
では
ブログというツール
こんにちは。
今年から趣味のサンゴ飼育を復活させたのですが、その間4〜5年はブランクがありました。
その頃は同じ趣味でブログを開設されている方々がとても多く、素晴らしいサンゴや水景をお手軽に見る事ができたように記憶しています。
それぞれが同じ趣味で繋がっていく・・そんな時代だったように思います。
ブログの内容も千差万別で、色々なシステムや機材を詳し紹介したり、どんな照明でどんな色揚げができるのか、実際に実験したりあえて人柱になってみたりと見て飽きない記事が多かったと記憶しています。
なんというか、“何か”について誰かが悩んでいても、ブログを探せば解決の糸口が見つかるくらいマリンアクアリウムのブログは多かったと思います。
まあ、記事を書いているのは人間同士なので、時には揉めたりということもあったようですが、サンゴ飼育という超マイナーな趣味でもそれなりに楽しかったと記憶しています。
私自身もその頃はYahoo!ブログを開設していて、当時は色々とサンゴの飼育について語り合った仲間達と今でも繋がりがあったりします。
ありがたい事です。
そして、これはマリンアクアリウムを再開した時に知った事なのですが、私がマリンアクアリウムから完全撤退していた間にYahoo!ブログが終了してました。。
私はマリンアクアリウムを始めるにあたり、備忘録も兼ねてブログを再開設しようと思っていたのですが、時代は今様々なSNSの発達で、お手軽に発信できる時代となってしまっていました。
これはこれで楽しいですね。
画像も凝っていて、感じた今をその瞬間に発信できるのですから。
その気になれば世界中の水槽だって観察できてしまうのではないでしょうか。
実際ちょこちょこ見入ってしまいます。
しかしながら、ダラダラ書くのには向いてないツールなので、そういった意味ではこの日記形式であるブログも私にとっては必要不可欠なツールなのでございます。
という事で、マリンアクアリウムブログを検索すると・・・
殆ど消えているか、残っていても数年前で止まってるものが多く、、
更新されているのは少数となっているのがわかりました。
テンポよく更新されている記事も熱帯魚ショップの入荷情報だったりして。。
当時の皆さんは他のSNSに移動されたのか、引退されたのか・・
まあ、ちょっとだけ寂しくなりました。
でも私は文字をダラダラ書くのが性に合っているような気がするので、もうちょっとだけブログを続けさせていただければなと思っています。